岩崎洸、堀了介、藤原真理ら6人の名手が集う、世代を超えたチェロ・アンサンブル

左より:岩崎 洸/藤原真理 ©Atsuya Iwashita/堀 了介

 チェロ6人だけのアンサンブルで、チェロの多彩な音色に浸る。出演は岩崎洸、堀了介、藤原真理、石川祐支、髙木慶太、堀沙也香。幅広い世代の名人たちが集うが、藤原、岩崎、堀が並ぶのはなかなかすごい。藤原はフルニエ、ロストロポーヴィチ両氏に師事し、1978年チャイコフスキー国際コンクール第2位。岩崎はカザルスらに師事、65年にはカーネギーホールでリサイタル開催、その後ロンドン響と共演。堀は日本音楽コンクール優勝後、70年代にN響首席奏者。半世紀以上にわたり活躍するレジェンドたちに、札響首席の石川、元読響の髙木、堀沙也香(父は堀了介。岩崎に師事)という経験豊かな三者が加わり、チェロの魅力を伝える。

 曲目はフンク、ダヴィドフ、グリュッツマッハー、ドローヌによる、演奏機会の少ないチェロアンサンブル用のオリジナル楽曲に、ピアソラやグリーグの名作の編曲。チェロアンサンブルに適した音響の浜離宮朝日ホールで、心ゆくまで味わえる好機となる。

文:林 昌英

(ぶらあぼ2026年11月号より)

Cello Ensemble 未来に受け継がれるチェロサウンド!
2026.11/30(月)19:00 浜離宮朝日ホール
問 LEGARE 0467-91-0496
https://www.legare-music.info


林 昌英 Masahide Hayashi

出版社勤務を経て、音楽誌制作と執筆に携わり、現在はフリーライターとして活動。「ぶらあぼ」等の音楽誌、Webメディア、コンサートプログラム等に記事を寄稿。オーケストラと室内楽(主に弦楽四重奏)を中心に執筆・取材を重ねる。40代で桐朋学園大学カレッジ・ディプロマ・コース音楽学専攻に学び、2020年修了、研究テーマはショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲。アマチュア弦楽器奏者として、ショスタコーヴィチの交響曲と弦楽四重奏曲の両全曲演奏を達成。