宮本亜門版《魔笛》が開幕〜東京二期会&リンツ州立劇場共同制作

 本日から東京文化会館で上演される東京二期会とリンツ州立劇場の共同制作、オペラ《魔笛》。
 主人公のひとりである王子タミーノが「魔法の笛」の力を借りて、いくつもの試練を乗り越えるというストーリーは、どこかRPG(ロールプレイングゲーム)を想わせるところがあります。
 それならば、いっその事、RPGとして演出してしまおうと考えたのが、今回の演出を手がけた宮本亜門。
 リストラされた父親(=主人公タミーノ)がギクシャクした家庭から飛び出し、TVゲームの世界へ引き込まれ・・・
 
オペラがRPGになる!?それとも、そもそも魔笛はRPGだったのか???

 今回の演出でプロジェクションマッピングを手がけたポーランドの制作チーム「LabLike」が6か月を費やし、アクション・パズル・ゲームを実際に制作。公演期間中、上演前に舞台で公開されるQRコードをiPhoneまたはiPadで読み取って無料でダウンロードできるという、世界初の生オペラとRPGのコラボも用意されている(無料ダウンロードは9月まで。その後、本年中にアップルストアから世界発売予定)。

舞台上に大きく映し出されたQRコードから《魔笛》のゲームアプリがダウンロード可能 (※こちらのコードはダミーです)

舞台上に大きく映し出されたQRコードから《魔笛》のゲームアプリがダウンロード可能
(※こちらのコードはダミーです)


 こちらでは、本公演を前に14日(火)に行われた、妻屋秀和、鈴木准、森谷真理、幸田浩子組のGP(最終総稽古)の様子をご紹介。
(Photo:M.Terashi/TokyoMDE 2015.7.14 東京文化会館)

【関連記事】
世界初!生オペラとアクション・パズル・ゲームのコラボ!〜亜門版オペラ『魔笛』オリジナルゲームアプリ 7月16日(木)公演会場にて無料配信!〜東京二期会

宮本亜門(演出)〜《魔笛》には何よりもモーツァルトの人類への愛情を感じます
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年3月号から)

■参考:2013年リンツでの初演時のプロジェクションマッピングの様子

東京二期会オペラ劇場 モーツァルト:歌劇《魔笛》
(リンツ州立劇場との共同制作公演)
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
演出:宮本亜門
管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:二期会合唱団

主な配役 7/16,19 7/18,20
ザラストロ:妻屋秀和 大塚博章
タミーノ:鈴木 准 金山京介
弁者:加賀清孝 鹿野由之
夜の女王:森谷真理 髙橋 維
パミーナ:幸田浩子 嘉目真木子
パパゲーナ:九嶋香奈枝 冨平安希子
パパゲーノ:黒田 博 萩原 潤
モノスタトス:高橋 淳 青栁素晴
武士Ⅰ:成田勝美 今尾 滋
武士Ⅱ:加藤宏隆 清水那由太 
ほか
7/16(木)18:30
7/18(土)14:00
7/19(日)14:00
7/20(月・祝)14:00
東京文化会館

[倉吉公演] 7/29(水) 18:30
倉吉未来中心 大ホール(鳥取県倉吉市)

問:二期会チケットセンター03-3796-1831
  http://www.nikikai.net
  チケットスペース03-3234-9999
  http://www.ints.co.jp

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