アダム・クーパーの名演再び
そんなアダムが本作品で演じるのは、休暇で帰郷する途中、老人に化けた悪魔に声をかけられ、自身のヴァイオリンと引き換えに大金を生む本を手に入れる兵士。大金を手にした兵士は、ある国の王女と結婚するが、望郷の念にかられ、妻を連れて故郷へと向かい…。王女役は、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、ラウラ・モレーラ。悪魔をサム・アーチャー、ストーリー・テラーをアレクサンダー・キャンベルが演じる。演出・振付は、英国のロイヤル・バレエやロイヤル・オペラを中心に世界的に活躍し、前回の日本公演では自身でストーリー・テラーも務めたウィル・タケット。もちろんストラヴィンスキーの多彩な楽曲も楽しみだ。
文:岡崎 香
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年7月号から)
7/24(金)〜8/2(日) 東京芸術劇場プレイハウス
問:パルコ03-3477-5858
http://www.parco-play.com