ドイツの名門 ベヒシュタインが黄金のピアノを製造

  スタインウェイ、ベーゼンドルファーと並んで、世界3大ピアノメーカーに数えられるドイツのピアノ製造会社 C.ベヒシュタインが、創業160周年を記念し、「黄金のC.ベヒシュタイン・グランドピアノ モデルCB B212」を製造した。


 「モデルCB B212」は、「カール・ベヒシュタインがかつてイギリス王室に依頼されて製作した傑作ピアノ-ルイ15世様式の黄金のグランドピアノ-をもとに、 ピアノ製作の偉人へ捧げるにふさわしいオマージュ」として、ベヒシュタイン社で3年以上の年月をかけて製作された。

 C.ベヒシュタイン・ピアノ工房が「贅沢と創造性の頂点です」と語るように、「モデルCB B212」はきわめて高級な材料を用いて、華麗な装飾をまとうと同時に、現代の先端を行くドイツの工芸品としての「贅沢の粋」であるばかりでなく、プロの音楽家の求める最高の要求をかなえ、バロック的グランドピアノの高価な模作を、みごとに黄金に輝かせる一品となった。

 「モデルCB B212」は、ポツダムにあるフリードリヒ大王(2世)のサンスーシ宮殿に展示されている。