ローラン・プティの傑作バレエ『こうもり』が新国立劇場で開幕、26日まで

 2002年の初演から再演を重ね、今回で5回目の公演となる新国立劇場のバレエ『こうもり』が21日(火)、開幕しました。
 バレエ『こうもり』は、フランスの振付家ローラン・プティが振り付けた作品で、新国立劇場の重要なレパートリーのひとつ。
 『こうもり』といえば、ヨハン・シュトラウスIIのオペラ《こうもり》を思い浮かべる方も多いのでは?
 プティ振付のバレエ『こうもり』は、もちろん、オペラ《こうもり》の音楽をベースに、全編シュトラウスの音楽で構成され、オペラには登場しない有名なポルカも登場します。

 ストーリーはオペラとはちょっと違って・・・

 倦怠期を迎えた夫婦が、友人の力を借りて、男女の駆け引きをしながら、最後には互いの本当の愛情を再確認する・・・

 といったところ。

 フランス人らしいプティの、ユーモアとエスプリのきいた、ちょっぴりほろ苦く、ちょっぴりせつない、でも、甘い大人のおとぎ話・・・
 『胸キュン』、という死語をあえて使いたくなる、そんな、大人のためのバレエ!

 新国立劇場のWEBサイトにあるキャッチコピーには、こう書かれています。

 大人の男だってバレエが見たい、
 ときはこれ。
 スタイリッシュでオシャレなバレエ

 これ、ほんとうです!偽りではありません。
 何度でも見たくなる、こんな楽しいバレエ、そうそうありません。プティが贈った“新国立劇場バレエの宝”と言っても過言ではない、それが、バレエ『こうもり』。

 今回の上演は、これまで以上にいろいろな話題も!

 ひとつは、今作の4月26日(日)の舞台を最後に新国立劇場バレエ団を退団する湯川麻美子。
 新国立劇場のこけら落としからずっと、同劇場、バレエ団に人生を捧げてきた彼女の初主演も同作品でした。
 そして、湯川が初主演でベラを演じたときと同じ年齢の若きプリンシパル米沢唯が同役に初挑戦!
 また、若手ソリストで、将来に期待がかかる井澤駿が、もうひとりの主役ヨハンに挑みます。
 さらに、ある意味、主役2人以上に重要かつ難しい役と言ってもよいウルリック役にプリンシパルの福岡雄大が! ウルリックといえば、ルイジ・ボニーノの神がかったウルリックがなかば伝説となっていますが、新国立劇場に新たな伝説の誕生なるか、期待がかかります。

 こちらでは、20日(月)に行われた最終総稽古(米沢 唯&菅野英男&八幡顕光組)の様子をご紹介します。
(Photo:M.Terashi/tokyoMDE)


■2014/2015シーズン 新国立劇場バレエ公演
《こうもり》 [全2幕7場] La Chauve-souris

2015年4月21日(火)19:00 、23日(木)19:00 、25日(土)13:00/18:00、26日(日)14:00
オペラパレス
予定上演時間:約2時間(休憩含む)

音楽 : ヨハン・シュトラウスII世
指揮 : アレッサンドロ・フェラーリ
振付 : ローラン・プティ

【キャスト(M=13:00公演 E=18:00公演)】
◆ベラ
小野絢子(21日, 23日)米沢 唯(25日M) 本島美和(25日E) 湯川麻美子(26日)
◆ヨハン
エルマン・コルネホ(21日, 23日) 菅野英男(25日M) 井澤 駿(25日E)福岡雄大(26日)
◆ウルリック
福岡雄大(21日, 23日)八幡顕光(25日M, 26日)福田圭吾(25日E)
◆メイド
寺田亜沙子 / 今村美由起 / 益田裕子(交替出演)

◆グランカフェのギャルソン
マイレン・トレウバエフ 江本 拓
奥村康祐 / 福田圭吾(交替出演)

◆フレンチカンカンの踊り子
堀口 純 玉井るい
中田実里 / 益田裕子(交替出演)

◆チャルダッシュ
マイレン・トレウバエフ / 池田武志
寺田亜沙子 奥田花純
柴山紗帆 細田千晶
堀口 純 丸尾孝子
飯野萌子(交替出演)

◆警察署長
貝川鐵夫 / 輪島拓也(交替出演)

新国立劇場バレエ団

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

S席10,800円 A席8,640円 B席6,480円 C席4,320円 D席3,240円
問:03-5352-9999
新国立劇場バレエ http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/