インターナショナル・ウィンド・サミット2024 「グラン・パルティータ」

管楽器のスタープレイヤーが綺羅星のごとく集う夢の公演!

左より:福川伸陽/フィリップ・トーンドゥル/橋本杏奈 ©Adam Adamou/荒木奏美 ©Kenryou Gu/松本健司 ©Mutsuko KUDO

 11月に国内外の管楽器の名手が集い、インターナショナル・ウィンド・サミット2024「グラン・パルティータ」が、東京、愛知、大阪で愛知室内オーケストラの主催でひらかれる。2021年の同楽団の特別演奏会での初共演以来、関係を深めているホルン奏者の福川伸陽がプロデュース。フィラデルフィア管首席オーボエ奏者のフィリップ・トーンドゥル、フランス放送フィル首席クラリネット奏者のニコラ・バルディルー、ベルリン芸術大学教授でホルンのサボルチ・ゼンプレーニ、ベルリン・コンツェルトハウス管ホルン奏者、チャン・ユーフイが招かれ、英国在住のクラリネットの橋本杏奈、ヨーロッパ室内管首席ファゴット奏者の小山莉絵、パリ管ファゴット奏者の助野由佳らが帰国し、読響の荒木奏美、金子平、N響の松本健司、神奈川フィルの熊井優らが参加。もちろん福川も出演する。まさにオールスター・キャストである。

 コンサートのメインはモーツァルトのセレナード第10番「グラン・パルティータ」。名手たちの絶妙なハーモニーが堪能できるに違いない。そして、藤倉大の「グラン・パルティータ(ウィンドアンサンブルのための)」が世界初演される。福川からの依頼により、先述のモーツァルトの作品と同じ編成で作曲された新作。依頼者に応えてホルンが活躍するという。そのほか、ドヴォルザークの名曲「管楽セレナード」が演奏されるのもうれしい。
文:山田治生
(ぶらあぼ2024年8月号より)

2024.11/18(月)19:00 紀尾井ホール
問:パシフィック・コンサート・マネジメント03-3552-3831 
http://www.pacific-concert.co.jp
2024.11/20(水)18:45 愛知県芸術劇場コンサートホール
問:愛知室内オーケストラ052-211-9895 

https://ac-orchestra.com
2024.11/22(金)19:00 豊中市立文化芸術センター
問:大阪アーティスト協会06-6135-0503 
https://artists636.wixsite.com/my-site
7/22(月)発売