首席指揮者アレクサンドル・ラザレフとの契約を2011/12シーズンより5年延長した日本フィルハーモニー交響楽団は、《ラザレフが刻むロシアの魂》というテーマのもと、ロシア音楽を中心とするプログラムを発表した。シリーズ第1弾となるのは2011/12、2012/13シーズンの「ラフマニノフ・チクルス」。すでに2011年11月に、ラフマニノフの交響曲第1番が演奏され好評を博した。今後は13年の6月までに、ラフマニノフの全交響曲、ピアノ協奏曲2曲、「パガニーニの主題による狂詩曲」や「カプリッチョ・ボヘミアン」が演奏される。共演は上原彩子(ピアノ)、河村尚子(ピアノ)、チャン・ハオチェン(ピアノ)など。なお、ラフマニノフの後には、スクリャービン、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ、チャイコフスキーの作品が取り上げられる予定。また、日本フィルの首席客演指揮者であるピエタリ・インキネンの同ポストの契約が今後さらに3年延長されたことも発表された。
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