『POISON 〜シェイクスピアを喰らう〜』

平山素子が紡ぐ新たなシェイクスピア世界

 穂の国とよはし芸術劇場PLATが、2015年幕開け、新企画『ダンス・スペース』をスタート。200席のアートスペースをベースにオリジナル作品を創造し、全国に向け発信していく。第一弾となる今回は、平山素子が登場。劇作家・シェイクスピアの残したテキストをモチーフに、平山の感性を加味し独創のステージを紡ぎ出す。愛情、憎悪、悲しみと、散りばめられたエピソードの数々。ゲームのように次々と展開してゆく関係性に、喰らい合う男女と生への讃辞。そこに浮き彫りになる、ひとりの女が見つめる毒——。出演は、河内大和、竹内梓、宮河愛一郎、平山の男女4名。役者としてシェイクスピア作品に多く出演経験を持つ河内に、コンテンポラリー作品で踊る宮河、フランスに拠点を置く竹内と、キャストは出自もキャリア、身体性も皆さまざま。4者の個性をひとつに持ち寄り、平山が描き出す物語とは…。壮大なシェイクスピア世界に果敢に挑み、今ここに新たな境地を提示する。
文:小野寺悦子
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年1月号から)

2015.1/31(土)、2/1(日)各14:00
穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
問:プラットチケットセンター0532-39-8810 
http://www.toyohashi-at.jp