カラヤン、バーンスタイン、坂本龍一、そして小澤征爾
歴史的音楽家の刹那がそこにある

音楽写真家 木之下 晃 写真展

Seiji Ozawa(C)Kinoshita Akira Archives

 2月23日から3月3日まで、神奈川県の大和市文化創造拠点シリウス 1階ギャラリーで 『音楽写真家 木之下 晃 写真展』が開催される。入場無料。

 木之下晃は、1960年代から半世紀にわたり、『音楽を撮る』をテーマに撮影をしてきた日本を代表する「音楽写真家」。被写体は、ヘルベルト・フォン・カラヤンをはじめ、レナード・バーンスタイン、ロリン・マゼール、ズービン・メータなど偉大なクラシック音楽の芸術家たち。その作品は「音楽が聴こえる」と世界から高く評された。2015年に病気のため78歳で亡くなったが、デジタルカメラが普及した晩年もフィルムカメラにこだわり撮影を続けていた。

Herbert von Karajan(C)Kinoshita Akira Archives
Alfred Brendel (c) Kinoshita Akira Archives

 今回の展覧会では、代表作「世界の音楽家」シリーズのほか、芸術家たちの肖像写真「石を聞く肖像」シリーズも公開され、映像、愛用品などおよそ100 点が展示される。

 また、2月6日に亡くなった小澤征爾も生前、木之下と深い親交があり、最も多く撮影した音楽家のひとりという。今回は、額装したプリントではなく、10~20枚程の作品を散りばめたパネルを作成し、追悼コーナーとして展示する予定という。

 今回の写真展については、木之下 晃の公式サイトでも紹介されている。
http://kinoshitaakira.blog.fc2.com/

 また、同サイト内の【追悼】小澤征爾氏というページでは、「写真で故人を悼むことができれば」と貴重な写真がエピソードとともに公開されている。

(C)Kinoshita Akira Archives

音楽写真家 木之下 晃 写真展
2024.2/23(金・祝)〜3/3(日)10:00〜17:00
大和市文化創造拠点シリウス 1階芸術文化ホール ギャラリー

入場無料
問:やまと芸術文化ホール 046-263-3806
https://yamato-bunka.jp