東日本大震災の影響で、規模を縮小して開催した「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2011」(LFJ)が5月5日に閉幕した。今回は震災の影響で会場の東京国際フォーラム内の一部施設の使用が不可能になったり、アーティストの来日がキャンセルされるなど、困難な状況の中での開催だったが、有料公演のチケットはほぼ完売、来場者数も約14万人になるなどの成功を収めた。テーマの「タイタンたち」は変更せずに、新たに「とどけ!音楽の力 広がれ!音楽の輪」をスローガンに掲げた。スペシャル・コンサートの開催(5/2)や募金箱の設置、地上広場に東北地方の特産品を販売するブースを設けるなど、東日本大震災の被災者支援の様々な試みが行なわれた。今年は隣接するよみうりホールが有料公演の会場に加わり12公演を開催。約1万2000人が入場した。キッズ・プログラムは東京ビルTOKIAのガレリアで開催し、多彩なワークショップで多数の子供たちを楽しませた。昨年まで協賛企業ブースや飲食スペースも併設されていた地下の展示ホールが、今年は無料コンサート専用会場として使用され、3日間で約2万8000人が来場した。
<開催結果>東京・丸の内エリア:4/28(木)〜5/5(木・祝)
東京国際フォーラム&よみうりホール:5/3(火・祝)〜5/5(木・祝) 来場者数:140,000人(東京国際フォーラム館内のみの延べ人数・5/5 11:00現在)チケット販売数:90公演/44,655枚(発売枚数:45,968枚/販売率97.1パーセント・5/5 10:00現在)