第9回武蔵野市国際オルガンコンクール 入賞者が決定!
演奏はYouTubeでアーカイブ配信中!

ニクラス・ヤーン(ドイツ)が優勝! 日本の東方理紗が2位、濱野芳純は3位入賞!

 9月17日、武蔵野市民文化会館で第9回武蔵野市国際オルガンコンクールの本選が行われ、以下のとおり入賞者が決定した。

第1位 ニクラス・ヤーン Niklas JAHN(ドイツ)
第2位 東方理紗 TOHO Risa(日本)
第3位 濱野芳純 HAMANO Kasumi(日本)
第4位 ダニエル・ミニック Daniel MINNICK(アメリカ/オーストラリア)
第5位 アレクサンダー・リトル Alexander LITTLE(イギリス)
聴衆賞 東方理紗(日本)

 4年に一度行われる本コンクール。コロナの影響により6年ぶりの開催となった今回は、予選を勝ち抜いた15名が各国から参加し、9月9日から第1次予選が行われていた。
 第1位のニクラス・ヤーンには賞金のほか副賞として、NAXOSレーベルよりCDが発売され、武蔵野文化生涯学習事業団の招聘で2025年度に日本での演奏機会が与えられる。

 ニクラス・ヤーンはドイツのフルダ出身。オルガニストのほか指揮者としても活動しており、現在はフライブルク音楽大学修士課程にて研鑽を積むほか、ノートルダム寺院の首席オルガニスト、ヴァンサン・デュボワのオルガンクラスで教会音楽とオルガン即興を学んでいる。昨年コルシェンブロイヒ(ドイツ)で行われた国際オルガンコンクールでも優勝している。

ニクラス・ヤーン

 第2位、そして聴衆賞の東方理紗は東京藝術大学オルガン専攻を経て同大学院に在籍。学内で安宅賞、アカンサス音楽賞を受賞したほか、昨年のマリア・ホーファー国際オルガンコンクールで第2位、今年はメンデルスゾーンコンクール(ベルリン)のオルガン部門で第3位に入賞するなど着実に実績を積み重ねている。現在はフライブルク音楽大学修士課程に在学中。

東方理紗

 第3位の濱野芳純は、関西学院大学経営学部、アムステルダム音楽院を経て、現在はトゥールーズ音楽院で研鑽を積む。2021年、パリ・サントゥスタッシュ教会で開催されたジャン=ルイ・フローレンツ国際コンクールにて第2位&聴衆賞、22年のオーディトリウム・ドゥ・リヨンで開催されたメシアン国際コンクールにて第4位&聴衆賞を受賞するなど国際的に活躍している。

右:濱野芳純

 予選から9月18日に行われた入賞者披露演奏会までの様子は、すべてYouTubeでアーカイブ配信されている。

武蔵野市国際オルガンコンクール
https://www.musashino.or.jp/iocm/1002196/