ジョルディ・サヴァール & エスペリオンXXI
ルネサンス&バロックのダンスと変奏 ~旧大陸、そして新大陸から~

古楽界の頂点に君臨するレジェンドが盟友とともに奇跡の再来日!

 古楽界のレジェンド、ジョルディ・サヴァールが自らのアンサンブル、エスペリオンXXIの盟友たちを率いて5年ぶりに降臨! 筆者はもちろん、発売直後に横浜公演のチケットを確保済である。

 サヴァールは最近ヨーロッパでは指揮者としての活動も多く、直近では7月にバルセロナ・リセウ大劇場でモンテヴェルディの《ポッペアの戴冠》を指揮、またル・コンセール・デ・ナシオンとの一連のベートーヴェン交響曲のレコーディングでも斬新なアイディアでリスナーを驚かせてきた。

 でもサヴァールの原点はやはりヴィオラ・ダ・ガンバにあり! 今回は、「ルネサンス&バロックのダンスと変奏 〜旧大陸、そして新大陸から〜」と題されたプログラムで、ジョン・ダウランドやマラン・マレ、アントニオ・デ・カベソンといったヨーロッパの大家の名曲から、サンティアーゴ・デ・ムルシアやフランセスク・ゲラウ、ルイス・デ・ミランらスペイン黄金時代の秘曲、さらにはサヴァール自身の編曲によるカタルーニャ民謡まで、音による壮大な歴史絵巻を繰り広げてくれることだろう。

 共演陣もとっても豪華。ヒストリカル・ハープの第一人者アンドルー・ローレンス=キング、バロックギター&ビウエラ(ルネサンス期のスペインの撥弦楽器)のシャビエル・ディアス=ラトレ、そして躍動感あふれる舞曲のリズムを刻む打楽器のダビド・マヨラル。4人の名手が自在な即興を交えて奏でるフォリアやパヴァーヌ、パッサカリアを想像するだけで、思わず踊り出したい気分になってくるのだ。
文:後藤菜穂子
(ぶらあぼ2023年9月号より)

2023.10/28(土)14:00 神奈川県立音楽堂
問:オフィス山根 contact@officeyamane.net 
https://officeyamane.net

他公演 
10/29(日) 京都/青山音楽記念館 バロックザール(完売)
10/31(火) 三鷹市芸術文化センター 風のホール(0422-47-5122)