【速報】第12回浜松国際ピアノコンクール概要発表

2024年11月に開催

 12回目を迎える浜松国際ピアノコンクール(主催:浜松市、公益財団法人浜松市文化振興財団)の概要が8月4日、発表された。会期は2024年11月8日から11月25日まで。アクトシティ浜松を会場に、18日間にわたり行われる。1991年にスタートし、3年に1回開催されてきた同コンクールだが、2021年に予定されていた第11回がコロナ禍の影響で中止となり、実に6年ぶりの開催となる。

第12回浜松国際ピアノコンクール
オープニングコンサート 2024.11/4(月) 中ホール
出場順抽選会 2024.11/8(金)
第1次予選 2024.11/9(土)~ 11/13(水) 中ホール
第2次予選 2024.11/15(金) ~ 11/17(日) 中ホール
第3次予選 2024.11/19(火)~ 11/20(水) 中ホール
本選 2024.11/23(土)~ 11/24(日) 大ホール
表彰式 2024.11/24(日) 大ホール
入賞者披露演奏会 2024.11/25(月) 大ホール

 出場者資格は、1991年1月1日以降に出生した者。応募期間は、2024年2月1日から3月31日まで。予備審査は、演奏動画による審査となる。2024年6月末までに結果が通知され、11月の本大会への出場者が決定する。

 課題曲は、第1次予選20分、第2次予選40分のリサイタル形式、第3次予選は室内楽(ピアノ四重奏)とソロリサイタル計70分、本選は高関健指揮の東京交響楽団との共演で協奏曲の演奏が求められる。第1位入賞者には賞金400万円に加え、日本および海外での優勝者ツアーや主要オーケストラとの共演機会など、多くの副賞が設けられている。

第10回(2018)の覇者 ジャン・チャクムル

 審査委員長は、前回に引き続き小川典子が務め、第4回の優勝者でもあるアレクサンダー・ガヴリリュクやダン・タイ・ソン、ペーテル・ヤブロンスキ―、児玉桃など、著名なピアニストたちが審査にあたる。

審査委員長: 小川典子(日本)
審査委員
オルテンス・カルティエ=ブレッソン(フランス)
ダン・タイ・ソン(ベトナム)
アレクサンダー・ガヴリリュク(オーストラリア)
ポール・ヒューズ(イギリス)
ペーテル・ヤブロンスキ―(スウェーデン)
児玉桃(日本)
エヴァ・クピーク(ポーランド)
ペジャ・ムジイェヴィッチ(アメリカ)
ロナン・オホラ(イギリス)
迫昭嘉(日本)

会場のアクトシティ浜松

 これまでに、ラファウ・ブレハッチやチョ・ソンジンなど、多くのスター・ピアニストを輩出してきた“浜コン”。今年6月には、国際音楽コンクール世界連盟 World Federation of International Music Competitions (WFIMC) の総会が浜松で開かれるなど、世界屈指のピアノコンクールとしてその存在感を高めている。来年秋、どのようなコンテスタントの顔ぶれが集まるのか、6年ぶりの開催は多くのピアノファンの注目を集めることになりそうだ。

浜松国際ピアノコンクール
https://www.hipic.jp