【SACD】クルール/山宮るり子

 過去にリリースした2作とも楽壇で高評価を得た、ハープ界の若き俊英・山宮るり子による最新作。フランス語で“色彩”を意味するタイトルの通り、映画音楽で知られるニーノ・ロータを筆頭にロシアのグリンカやムチェデロフ、英国J.トーマスらの華やかな独奏作品だけでなく、様々なアンサンブルで多彩に魅せる。イベールの三重奏も素敵だが、ロータで小池郁江(フルート)と、サン=サーンスで本多啓佑(オーボエ)と組んだデュオも素晴らしい。ピアソラがフルートとギターのために書いた有名な「タンゴの歴史」から、新日本フィルのコンサートマスター・西江辰郎と一緒に奏でた2曲も圧巻。
文:東端哲也
(ぶらあぼ2023年8月号より)

【information】
SACD『クルール/山宮るり子』

ロータ:フルートとハープのためのソナタ/イベール:2つの間奏曲/サン=サーンス:オーボエ・ソナタ ニ長調/グリンカ:夜想曲 変ホ長調(ハープ独奏版)/ピアソラ:「タンゴの歴史」より/ムチェデロフ:パガニーニの主題による変奏曲/トーマス:吟遊詩人の故郷への別れ 他

山宮るり子(ハープ)
西江辰郎(ヴァイオリン) 小池郁江(フルート) 本多啓佑(オーボエ)

オクタヴィア・レコード
OVCL-00816 ¥3850(税込)