都響のジュネーヴ公演が急遽中止に

シャルル・デュトワ 写真提供:東京都交響楽団
シャルル・デュトワ 写真提供:東京都交響楽団
 今年《日本・スイス国交樹立150周年》を祝う記念行事の一環として、10月13日にジュネーヴのヴィクトリア・ホールで開催が予定されていた《日本・スイス国交樹立150周年記念特別コンサート(指揮:シャルル・デュトワ、ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン、演奏:東京都交響楽団)》が急遽中止となった。9月26日、東京都交響楽団(都響)が発表した。

 今年は日本とスイスの国交樹立150周年を祝う記念イベントが日本およびスイスで数多く予定されており、本公演は、スイスの音楽事務所クラシック・アルテルナンス(Classiques Alternances)社が主催、スイス連邦政府の後援のもと指揮のシャルル・デュトワ、ピアノのクリスチャン・ツィメルマンとともに同団がスイス大使館を通じて招待を受けていたもので、都響がデュトワと共演するのは初となることからも内外から注目を集めていた。

 同団の発表によると、出演者・関係者による現地での打合せを含めた相互連絡のもと制作が進められているなか、9月22日に、突然同社より資金難により実施が不可能となった旨、通告があり、これを受け、同団および出演者らが同社に対して事実確認と抗議をしたが、解決策は得られなかったという。
 これについて同団は、「一方的に、かつ公演直前に中止決定がなされたことは誠に遺憾」としている。

東京都交響楽団
http://www.tmso.or.jp

●【急告】都響ジュネーヴ公演・中止について
http://www.tmso.or.jp/j/topics/detail.php?id=688

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