ベルリン・フィルの公演をライブやアーカイブで楽しむことができる映像配信サービス「デジタル・コンサートホール Digital Concert Hall」(DCH)。4K UHD画質、ハイレゾ音声、臨場感のあるイマーシブオーディオにも対応した高品質の映像が、スマートフォンやテレビなどのデジタル端末でオンデマンド視聴できるサービスで、ライブ配信や過去のコンサート映像だけでなく、ドキュメンタリーやインタビューを含む多角的なコンテンツが用意されている。
現在、年末年始特別キャンペーンが実施されているが、2023年1月3日までのキャンペーン期間中に12ヵ月チケットを購入すると、申込者にはストラヴィンスキーのDVDとBlu-ray(非売品)が特典として豪華ギフトボックスとともに郵送されるという。ディスクには、これまでの同楽団のストラヴィンスキー作品の演奏の中から、以下のプログラムが収録されている。
◎ストラヴィンスキー限定特典 DVD+BD
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
♪バレエ《火の鳥》・3楽章の交響曲・詩篇交響曲
キリル・ペトレンコ
♪ディヴェルティメント
フランソワ=グザヴィエ・ロト
♪幻想的スケルツォ
パーヴォ・ヤルヴィ
♪バレエ《春の祭典》
サー・サイモン・ラトル
ボーナス映像
♪クローズアップ:《火の鳥》(日本語字幕付き)
年末は、DCHも豪華プログラムで賑わう。12月4日(日本時間/以下同様)のトゥガン・ソヒエフのチャイコフスキー「白鳥の湖」を皮切りに、12月11日には、先日の来日で話題となったばかりのアンドリス・ネルソンスと内田光子のコンビによるシェーンベルクのピアノ協奏曲も。そのほか、サントゥ=マティアス・ロウヴァリとベルリン・フィル・デビューを飾るヴィキングル・オラフソンの顔合わせによるジョン・アダムズのピアノ協奏曲(12/23)も注目度は高い。
12月18日は、毎年おなじみとなっているホルン奏者サラ・ウィリス プレゼンツのクリスマス・コンサート。今年はベルリン・フィルの12人のチェリストたちが出演。普段のライブ配信は時差のため日本時間深夜から早朝となるが、こちらは19時とリアルタイムで楽しみやすい時間帯。このプログラムのみ、登録していれば無料視聴可能なので、まず試してみたいという方にお勧めだ。
文:編集部