毎年恒例の日本バレエ協会『全国合同バレエの夕べ』が今年も2日間にわたって開催される。この企画は、全国に支部を持つ同協会が、地方で活動する会員たちに、オーケストラ演奏付きの本格的舞台を経験してもらい、若い才能に日頃の成果や作品発表の場を提供する目的で1978年にはじまり、すでに36年の歴史を持つ。両日ともプログラムは古典と創作を交えた7曲。第1日目は、東京地区の坂本登喜彦振付作品をはじめ、山陰支部の『コッペリア第1幕』、関東支部の篠原聖一振付『スペイン舞曲』、本部作品リシーン振付『卒業舞踏会』など。2日目は、東京地区の岩上純振付『FANATIQUE』、北陸支部の『レ・シルフィード』、甲信越支部の石井竜一振付『ヴァイオリン協奏曲』、『卒業舞踏会』など。初日の『卒業舞踏会』に今年のローザンヌ国際バレエコンクール第1位の二山治雄が鼓手の役で出演するのが注目される。演奏は福田一雄指揮シアターオーケストラ・トーキョー。
文:渡辺真弓
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年8月号から)
7/29(火)17:00 7/31(木)17:00 新国立劇場オペラパレス
問:日本バレエ協会03-5437-0371
http://www.j-b-a.or.jp