言葉や世代、性別の壁を超えて誰もが楽しむことができる、セリフを使わない「ノンバーバル」な舞台が今、世界的に注目を浴びている。そのノンバーバルなパフォーマンスで、沖縄が誇る文化・芸能・生活・風土をテーマにストーリーを展開しようというのが、本作だ。演出を務めるのは、ノンバーバルの舞台は初挑戦となる宮本亜門。沖縄に移住し17年目を迎えた宮本は、沖縄が発祥とされる空手のかつての呼び名「手」(TEE)をテーマに、自分に自信が持てず、好きな女の子にアプローチすることもできない青年を主人公とした、ファンタジー色あふれる物語を紡ぎだした。
振付は、ダンサーであり、AKB48やSMAP、K-POPなどの振付も手がける、沖縄出身の仲宗根梨乃が担当。空手や琉球舞踊など、ふんだんにオキナワンテイストを盛り込んだ。野外の大型テントを会場に、最新の映像技術や観客参加型の演出を駆使。芝居でもダンスでも伝統芸能でもない、新しい「沖縄文化エンターテインメント」が間もなくヴェールを脱ぐ。
文:長谷川あや
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年8月号から)
7/6(日)〜 9/1(月)沖縄 新都心公園多目的広場、奥武山公園補助競技場、北谷公園野球場、21世紀の森
※公演日ごとに会場が異なります
問:シュガートレイン098-882-3123
http://teeteetee.jp