Special Chamber Concert 京都弦楽四重奏団 with 磯村和英 & 宮田大

結成から6年、本拠地・京都&東京ツアーで披露する珠玉のプログラム

京都弦楽四重奏団(左より:植村太郎、朴梨恵、荒井結、森岡聡)

 京都出身のヴィオラ奏者、朴梨恵が主宰する「Special Chamber Concert」は、毎年数回の自主企画を開催。「クラシックを知らない人、特に若者世代に会場へ足を運んでもらい、クラシックを身近に感じてもらえるきっかけを作る」ことをコンセプトに、国内外で活躍する俊英やベテランが多彩な編成で出演する、注目の室内楽シリーズである。
 5月中旬に東京と京都で開催される公演は、ことに豪華な出演者がそろう。中心となるのは京都を中心に活動する、2016年結成の京都弦楽四重奏団(植村太郎、森岡聡、朴梨恵、荒井結)。さらに、ゲストに室内楽界の重鎮のヴィオラ磯村和英、チェロのスタープレイヤーのひとり宮田大が登場ということで期待がいや増す。

磯村和英 (c)Marco Borggreve
宮田大

 曲目は、オシャレな小品のヴォルフ「イタリアン・セレナーデ」。弦楽四重奏の可能性を桁違いに広げた傑作、ベートーヴェン「ラズモフスキー第1番」。6人が奏でるシンフォニックな響きとゴキゲンなメロディにあふれる、チャイコフスキー「フィレンツェの思い出」。
 しかも、この2公演、25歳以下の方はご招待! 席数限定で受付は5月1日まで。対象の方は応募してみてほしい。この曲目と出演者なら、予備知識なしでも感動できること間違いなし。もちろん26歳以上の方にとっても、最高に充実した2時間になるはずだ。
文:林昌英

【in TOKYO vol.7】2022.5/13(金)19:00 東京文化会館(小)
【vol.8】2022.5/15(日)14:30 京都府民ホールALTI

♪ヴォルフ:イタリアン・セレナーデ
♪ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番 op.59-1「ラズモフスキー第1番」
♪チャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」op.70

問:Special Chamber Concert実行委員会090-1671-8284
http://pakurie.com
※青少年特別限定無料招待については上記ウェブサイトでご確認ください。