群馬交響楽団 × 高崎芸術劇場 GTシンフォニック・コンサート

クラシックとポピュラーの名曲を楽しむ新シリーズが始動!

 2019年9月に開館した高崎芸術劇場にその活動拠点を移し、2020年には創立75周年を迎えて、ますます充実が図られている群馬交響楽団。そんな群響と理想の音響空間である同劇場がタッグを組み、22年度に全5回からなる壮大な演奏会シリーズ「GTシンフォニック・コンサート」を企画。クラシックとポピュラーの2大柱で“オーケストラのある街”高崎から名曲を発信する。

 4月9日の第1回は、同劇場の芸術監督・大友直人が指揮するベートーヴェン「運命」、シューベルト「未完成」、ドヴォルザーク「新世界より」の王道“三大交響曲”の饗宴。6月29日の第2回には、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの若手・原田慶太楼が登場し、サクソフォンの須川展也とともに映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズ尽くしの一夜を。9月19日の第3回は、大友によるチャイコフスキー、メンデルスゾーン、エルガーの“三大コンチェルト”がテーマ。それぞれピアノの尾城杏奈(1997年生)、ヴァイオリンの荒井里桜(1999年生)、チェロの岡本侑也(1994年生)と、すべて20代の若手有望株をソリストに迎えた注目公演。11月11日の第4回は、竹本泰蔵が指揮する“映画音楽名作選”の第2弾。前半も名画揃いだが、特に後半は映像付きでオードリー・ヘップバーンの出演作からのナンバーが並ぶ予定なのでこちらも楽しみだ。明けて2023年2月23日の第5回は、久石譲の交響組曲「魔女の宅急便」ほかジブリ&ミュージカルナンバーを、フランスで研鑽を積んだ田中祐子が指揮。最後まで聴き逃せない!
文:東端哲也
(ぶらあぼ2022年3月号より)

Vol.1 三大交響曲 2022.4/9(土)14:00 2/22(火)発売
Vol.2 映画音楽名作選1 6/29(水)19:00 2/22(火)発売

Vol.3 三大コンチェルト 9/19(月・祝)14:00
Vol.4 映画音楽名作選2 11/11(金)14:00
Vol.5 ジブリ&ミュージカルナンバー 2023.2/23(木・祝)14:00
高崎芸術劇場
問:高崎芸術劇場チケットセンター027-321-3900 

http://takasaki-foundation.or.jp/theatre/