【CD】第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ/ブルース・リウ

 配信の影響もあり、世界的に大きな注目を集めた2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。個性豊かな出場者が多く、審査は非常に困難を極めた。その中で第1位を獲得したブルース・リウは、人を惹き付ける輝かしい音色、そして非常に鮮やかなタッチを持っている。それらが卓越した技巧と結びつくことで、楽曲の魅力を聴き手へとまっすぐに届けてくれるのだ。本盤はコンクールの演奏から、ファイナルのピアノ協奏曲第1番などを収録。ソナタやバラードなどでは彼の幅広い音楽性を存分に味わうことができ、協奏曲ではオーケストラとの見事な調和とスリリングなスピード感が圧巻だ。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2022年3月号より)

【information】
CD『第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ/ブルース・リウ』

ショパン:バラード第2番、ロンド・ア・ラ・マズル、ピアノ・ソナタ第2番「葬送」、ピアノ協奏曲第1番

ブルース・リウ(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

収録:2021年10月、ワルシャワ(ライブ)
Narodowy Instytut Fryderyka Chopina/東京エムプラス
PNIFCCD 638 ¥3143(税込)