第520回日経ミューズサロン レオナルド・ブラーボ&鈴木大介 ギターデュオ・リサイタル

名匠ギタリスト2人が届ける魅惑の南米サウンド

 ジョン・エドワード特別芸術賞受賞など世界的な評価を受けるアルゼンチン出身のレオナルド・ブラーボ、そして数々の国際コンクールで入賞を果たし、録音でも武満徹作品などで高い評価を受ける鈴木大介が共演する特別なコンサートが開催される。2人がそれぞれ演奏してきた南米のギター曲を中心にしたプログラミングはギター・ファン垂涎のものだが、南米のギター曲はあまり知らないという人にもぜひ聴いてほしい名曲ばかりが集められた。

 タンゴ歌手として一世を風靡したガルデルの名作「想いの届く日」、今年没後30年を迎えるピアソラ「来るべきもの」、そのピアソラが師事したヒナステラ「マランボ」などの作品が並ぶ。キューバの巨匠ブローウェルによる「ラテン・アメリカの3つの小品」、そして南米を中心に活躍したバリオスの「アイレ・デ・サンバ」にも注目だ。ふたりの6弦から発せられる魅惑の音に乗り、20世紀のギター音楽を発展させた南米へ共に旅したい。
文:片桐卓也 
(ぶらあぼ2022年3月号より)

2022.3/4(金)14:00 18:30 日経ホール【配信あり】
問:日経公演事務局03-5227-4227
https://stage.exhn.jp

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