曽根麻矢子のバッハ連続演奏会と連動したレクチャーが開講

 Hakuju Hallで現在進行中の曽根麻矢子(チェンバロ)による J.S.バッハ連続演奏会「BWV」は、3月22日に第3回の開催が予定されているが、それに先立ち、公演に連動したオンラインレクチャーがスタートする。NHK-FM『古楽の楽しみ』などへの出演でもおなじみの音楽学者、藤原一弘氏が講師を務め、曽根の連続演奏会でのプログラムについて事前に学ぶ内容となっている。
 第1回は3月の演奏会のプログラムとして予定されている「イギリス組曲」を約2時間にわたり深堀りするという。

曽根麻矢子 (c)Yuji Hori
藤原一弘
  1. 《イギリス組曲》の成立と名前の由来
  2. 《イギリス組曲》の舞曲の特徴:《フランス組曲》との違い
  3. 《イギリス組曲》の大きな特徴であるプレリュード(前奏曲)について その起源 ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲との関連 《イギリス組曲》のプレリュードの特色

 レクチャーには、曽根も一部出演するという。ドイツのテュービンゲン大学(博士課程)で学び、特に17、18世紀の音楽や歴史的背景に精通した藤原氏の解説で、作品についてじっくりと学んだうえで曽根のコンサーに足を運べば、演奏を聴くという体験も新鮮なものとなり、バッハの作品により親しみを持つことができそうだ。

藤原一弘とひもとくバッハの鍵盤曲ー曽根麻矢子コンサート連動レクチャーシリーズ 第1回
『イギリス組曲 、長大なプレリュードの秘密をおしえて!』

2022.1/22(土)14:00〜16:00 オンライン(アーカイブ視聴1ヶ月つき)

曽根麻矢子 チェンバロ J.S.バッハ連続演奏会「BWV」III イギリス組曲第2番・第3番・第6番
2022.3/22(火)19:00 Hakuju Hall

バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV 807
    イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV 808
    イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV 811
問 チケットスペース 03-3234-9999
https://www.ints.co.jp/mayakosonebwv3.html