ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」の音楽で知られる作曲家すぎやまこういち氏(本名:椙山浩一)が9月30日、敗血症性ショックのため死去した。90歳。
東京大学卒業後、文化放送とフジテレビのディレクターを務めながら、作曲家として活動を開始し、「亜麻色の髪の乙女」や「恋のフーガ」などのヒット曲を生んだ。そして「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽により一斉を風靡した。「ドラクエ」の音楽は吹奏楽やオーケストラ用に編曲され、交響組曲「ドラゴンクエスト」のコンサートが各地で開催された。国際的にも“ゲーム音楽”というジャンルを確立させ、音楽界への貢献度は高い。今年開催された「東京オリンピック2020」の入場にも使用された。
2020年文化功労者。自身のSUGIレーベルよりブルーレイやDVD、CDがリリースされている。