原田慶太楼、沖澤のどか、三浦文彰ら話題の若手アーティストが北の大地で躍動
1990年にレナード・バーンスタインが創設し、数々の音楽家を輩出してきた国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)」が、今年も7月23日に開幕する。例年、世界中からアカデミー生や教授陣が集まり、様々なプログラムが開催されてきた同音楽祭。2021年は、国内で活躍する豪華アーティストが札幌に集結し、室内楽やオーケストラの多彩な演奏を披露するほか、オンラインを活用したマスタークラス、海外の教授陣によるデジタルコンサート、札幌で行われるコンサートのライブ配信など、自宅にいながら楽しめるデジタルコンテンツを多数発信する。
今年4月に東京交響楽団正指揮者に就任し、国内外で活躍中の指揮者原田慶太楼は、PMF修了生らで編成されるPMFオーケストラJAPANと、オープニング・コンサートでアメリカ音楽プログラムを披露。ブザンソン国際指揮者コンクールを制した注目の若手指揮者・沖澤のどかは、PMFの恒例、野外ステージで行われるピクニックコンサートなどに登場する。オープニング・コンサートとピクニックコンサートはライブ配信が予定されており、臨場感溢れる演奏や、コンサートの舞台裏などの特典映像を楽しむことができる。
そのほか、第1回PMFにも参加した指揮者の大植英次は、ホストシティ・オーケストラである札幌交響楽団と共演する。また、三舩優子(ピアノ)、郷古廉(ヴァイオリン)、三浦文彰(ヴァイオリン)ら人気アーティストのリサイタル、原田慶太楼がクラシック音楽の魅力を解き明かす音楽講座シリーズ「PMFクラシックLABO♪」、オーケストラ公演のゲネプロを見学できる「オープンリハーサル」など注目イベントが目白押し。
そして、今年ならではのコンテンツも。「PMFファカルティ・デジタルコンサート」と題し、来日の叶わなかった海外の教授陣による収録演奏の配信が行われる。第一線で活躍する名匠たちのコンサート映像がオンデマンド配信され、ウィーン、ベルリン、アメリカで収録されたそれぞれのプログラムを自宅で楽しめる豪華なコンテンツだ。
また、教育プログラムであるマスタークラスや、PMFアカデミー修了生の動画ギャラリーなど、無料で視聴可能な配信映像も公開。教育音楽祭としての取り組みも充実している。
コロナ禍に対応した新しいかたちの音楽祭として進化を続けるPMF。様々なコンテンツを通して、「未来につなぐ音楽祭」をぜひ体験してみてはいかがだろうか。
ぶらあぼ6月号の特集記事はこちら:https://ebravo.jp/archives/89107
コンサート・イベントスケジュール:https://www.pmf.or.jp/jp/schedule/
PMF2021 DIGITAL CONTENTS:https://www.pmf.or.jp/jp/gallery/digital2021/#
【Information】
パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌 2021
2021.7/23(金・祝)〜8/1(日)
札幌コンサートホール Kitara、札幌芸術の森、函館、奈井江 他
問:パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会011-242-2211
https://www.pmf.or.jp
※一部の公演が中止となりました。最新情報は上記ウェブサイトでご確認ください。