第469回 日経ミューズサロン 小澤真智子 with アロン・ヤブナイ 旅するヴァイオリン


 しなやかな感性を武器に、ジャンルという垣根を軽々と飛び越えるヴァイオリンの小澤真智子が、クラシックからジャズまでマルチに手掛けるグラミー賞受賞ピアニスト、アロン・ヤブナイを伴って日経ミューズサロンに登場。ピアソラ「ブエノスアイレスの四季」全曲を核に、ラテンの熱いサウンドを聴かせる。
 東京藝大を経て、ギルドホールとジュリアード両音楽院に学び、メキシコのプロ楽団でコンマスを務めるなど活躍の後、ニューヨークを拠点に活動。脚でステップを踏みつつ演奏する「タップヴァイオリン」をはじめ、独自の音楽スタイルを追求。2015年には「アーバン・タンゴ・トリオ」を率いてミューズサロンに登場、完売するほどの人気ぶりだった。
 今回は、イスラエル出身で作・編曲家としても活躍するヤブナイと共に。「ブエノスアイレスの四季」「オブリビオン」「リベルタンゴ」とピアソラ、昨年が生誕120年だったヘラルド・ロドリゲスの「ラ・クンパルシータ」、小澤の自作など、濃厚な情熱とロマンティシズムに彩られた名旋律の数々を弾き尽くす。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年2月号より)

2018.2/19(月)18:30 日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com/