堀米ゆず子、趙静、チャールズ・ナイディックら国内外の名手が、流山おおたかの森に集う3日間
秋葉原からつくばエクスプレス(快速)で約25分。流山おおたかの森駅のすぐそば「スターツおおたかの森ホール」で、11月21日から23日まで4回目の「NAGAREYAMA 国際室内楽音楽祭 2026」が開催される。フランスを代表する名手パスカル・ドゥヴァイヨンと村田理夏子──現在、流山市内に居を構えるふたりのピアニストが音楽監督を務める音楽祭として室内楽ファンに注目されているが、地域の人々を巻き込んだ音楽祭としても次第に発展しつつある。

今年はヨーロッパで活躍する堀米ゆず子(ヴァイオリン)、青江宏明(コントラバス)が新たに参加。これまでも出演してきたフィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、趙静(チェロ)、キム・サンジン(ヴィオラ)、チャールズ・ナイディック(クラリネット)に加え、加羽沢美濃もナビゲーターとして登場し、充実した顔ぶれが揃う。

©平舘平

各公演には、洒落たポエティックなタイトルが付けられている。よく知られた名曲だけでなく、1日目〈エクレラージュ〉ではプロコフィエフ「ヘブライの主題による序曲」(弦楽四重奏、クラリネット、ピアノ)、ルトスワフスキ「パガニーニの主題による変奏曲」(2台ピアノ)、2日目〈ル・サロン〉ではハチャトゥリアン「ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲」、3日目〈ブッケ・フィナル〉では演奏機会の少ないリスト「悲愴協奏曲」(2台ピアノ)を取り上げるなど、プログラミングの魅力もたっぷり。

「すべてのアーティストに毎公演出演していただきたいので、いつもパズルのような組み合わせです」と音楽監督のふたり。出演者の組み合わせに頭を悩ませながら練られたプログラムに、23日午前のファミリー・コンサートも加わり、充実した3日間になりそうだ。
文:片桐卓也
写真提供:スターツおおたかの森ホール
【Information】
NAGAREYAMA 国際室内楽音楽祭 2026
会場:スターツおおたかの森ホール
出演/パスカル・ドゥヴァイヨン(ピアノ) 村田理夏子(ピアノ) 堀米ゆず子(ヴァイオリン) フィリップ・グラファン(ヴァイオリン) キム・サンジン(ヴィオラ) 趙静(チェロ) 青江宏明(コントラバス) チャールズ・ナイディック(クラリネット) 加羽沢美濃(ナビゲーター) 伊藤里桜(フルート) 山崎香奈(打楽器) 堀内龍星(チェレスタ) 箕輪菜穂江(ナレーター)
◎オープニング・コンサート「Éclairage エクレラージュ ~室(むろ)に満ちる光と影~」
11/21(土)14:00
モーツァルト:セレナード 第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 op.34
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
R. シュトラウス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 op.13
◎コンサート・アントゥルアミ〔仲間と共に〕「Le Salon ル・サロン ~内なる対話~」
11/22(日)14:00
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 op.1-1
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲 第1番 ト短調「悲しみの三重奏曲」
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
◎ファミリー・コンサート「“レッツゴー! ながれやま音楽動物園”」
11/23(月・祝)10:30
サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」 ~動物園の幻想~ ほか
◎ファイナル・コンサート「Bouquet Final ブッケ・フィナル ~音楽の花束~」
11/23(月・祝)15:00
バルトーク:コントラスツ Sz.111
J. シュトラウスII/J. シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ
リスト:悲愴協奏曲 ホ短調 S.258 R.356
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 op.114/D667 「ます」
スターツおおたかの森ホール
https://starts-otakanomorihall.com/news/nicmf2026/

