ヘルベルト・ブロムシュテットが来日見合わせ
N響、10月公演の指揮者変更を発表 

Herbert Blomstedt ©Paul Yates

 NHK交響楽団は6月29日、桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットが体調面の理由により、10月に予定していた来日を見合わせると発表した。

 ブロムシュテットは今年5月のアメリカツアー中に重い感染症にかかり、現在はヨーロッパで療養中。10月の公演に向けて回復に努めてきたが、医師から飛行機による長距離移動を当面避けるよう強く勧められたことから、来日を断念した。

 これに伴い、10月17日、18日の「2026年10月定期公演Aプログラム」(NHKホール)は、カバーコンダクターを務めるマティアス・バーメルトが指揮。また、10月30日の「NHK交響楽団 ブラームス交響曲 全曲演奏会 1日目」(東京芸術劇場)は、翌31日の同公演2日目を指揮するクリストフ・エッシェンバッハがあわせて指揮を務める。

 今回の発表にあたって、ブロムシュテットは日本のファンへ次のメッセージを寄せた。

日本のみなさまへ

10月に東京で、愛するオーケストラと共に演奏することができなくなってしまい、本当に残念に思っています。5月にサンフランシスコで指揮をした際、重い感染症にかかってしまい、回復には数か月を要する見込みです。
しかし、どうか前向きでいてください。ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの素晴らしい音楽は、これからもずっと私たちに喜びを与えてくれます。私は心の中でみなさまと共にありますし、みなさまのことを決して忘れることはありません。これまで私に寄り添ってくださったすべてに、心から感謝しています。

ヘルベルト・ブロムシュテット

 98歳の今なお、誰よりも若々しく音楽への情熱を燃やし、日本の聴衆への深い愛情を示し続けてきたブロムシュテット。マエストロの一日も早い快復と、再び元気な姿で日本の舞台に立つ日が訪れることを心から願いたい。

NHK交響楽団
https://www.nhkso.or.jp