2012年度「武満徹作曲賞」(東京オペラシティ文化財団主催)の譜面審査結果が発表された。1997年に始まった同賞は、オーケストラ作品の作曲コンクールで、毎年1人の作曲家が単独で審査にあたることが特徴。2012年度の審査員は、日本の細川俊夫。細川による審査によって、以下の4名がファイナリストに選ばれた。5月に本選演奏会が行われ、演奏による最終審査が行われる。なお、譜面審査に際しては、作曲者名等の情報が伏せられたスコアを使用した。
フェデリコ・ガルデッラ(イタリア/1979年生):
「Mano d’erba」
イオアニス・アンゲラキス(ギリシャ/1988年生):
「une œuvre pour l’écho des rêves(II)」
木村真人(日本/1981年生):
「私はただ、寂黙なる宇宙に眠りたい」
薄井史織(日本/1981年生):「笑い」
「2012年度武満徹作曲賞本選演奏会」
★5月27日(日)15:00・東京オペラシティコンサートホール
十束尚宏(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団
東京オペラシティ文化財団HP