樫本大進がベルリン・フィルの第1コンサートマスターに内定

 ヴァイオリニストの樫本大進(30歳)が、安永徹の退団後空席になっていたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターに内定した。今年の5月に行われた小澤征爾指揮の演奏会などで、樫本大進はたびたびゲスト・コンサートマスターとして招かれて演奏し、成功を収めている。今回の内定について樫本大進は「大きなチャレンジになるので身の引き締まる思いです。同時に多くの素晴らしいマエストロ、仲間たちと演奏できるので、とても嬉しい」とコメントしている。9月1日から始まる試用期間が終わり次第正式に就任する。樫本大進の今後の日本での活動は「樫本大進&趙静&チョン・ミョンフン トリオ」、日本フィルとの共演、自ら音楽監督を務める「赤穂国際音楽祭」が控えているほか、2010年はバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会が予定されている。

ジャパン・アーツ