日本センチュリー交響楽団 エンジョイ・センチュリーシリーズ ゴジラ音楽祭 in 京都

関西でリアル・ゴジラが復活!

 関西でゴジラが蘇る!? ゴジラ生誕60周年と、その音楽を担当した伊福部昭の生誕100周年を記念して、2014年に東京オペラシティで行われた映画『ゴジラ』の演奏会。そのときと同様の公演が、伊福部の没後10年にあたる今年5月、京都で開催される。
 これは、デジタルリマスターされた1954年の映画『ゴジラ』を、生のオーケストラ演奏と共に全編上演する画期的なコンサート。一昨年の公演は2週間でチケットが完売。半年後に何とNHKホールで再演されるほどの人気を集めた。今回はそれを、1月にリニューアル・オープンしたばかりのロームシアター京都で再現。上演前には、『キングコング 対 ゴジラ』『怪獣総進撃』など6作で構成された伊福部の「SF交響ファンタジー第3番」の演奏と、平成ゴジラシリーズを手がけた映画監督・大森一樹のトークも行われる。
 編曲と指揮は、東京音大で伊福部に師事し、現在は映画・TV・舞台などの音楽から現代音楽まで、幅広いフィールドで活躍する和田薫。演奏は、このところ首席指揮者・飯森範親のもとで充実ぶりが顕著な日本センチュリー響が受け持つ。音楽は、和田が全22曲をフル編成用に完全復活させ、楽譜が欠けた部分は“耳コピ”で起こしたという労作。1曲1曲を映像に合わせて演奏するとなれば、タイミングの取り方がえらく難しく、そこもまたスリリングな見どころとなる。セリフも含めてクリアになった映像を迫力の大画面で観ながら、映画では味わえないオーケストラ音楽の醍醐味を満喫できる、一挙両得の当公演。ゴジラ・ファンも伊福部ファンも、いや映画ファンも音楽ファンも皆集合!
文:柴田克彦
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年4月号から)

5/2(月)18:00 ロームシアター京都メインホール
問:センチュリー・チケットサービス06-6868-0591
http://www.century-orchestra.jp