Tag Archive for 指揮

井上道義(指揮)

バーンスタインの「ミサ」はミュージカルを超えたミュージカル?!  「歌手、演奏者、ダンサーのためのシアター・ピース」という副題を持つ、レナード・バーンスタインの「ミサ」(1971)は、通常のオーケストラ、合唱のほかに、18人の独唱者、児童合唱、ロックバンド、ブルースバンド、ダンサーなどの大規模な編成を必要とし、演奏時間…

大野和士(指揮) 東京都交響楽団

名匠たちが仏・独の傑作で魅せる“音の風景画”  6月の都響定期は音楽監督の大野和士が登場、3つのプログラムを振るが、どれも選曲が絶妙で、それぞれに違った味わいが楽しめそうだ。曲の流れにどんなストーリーを重ねるかは人それぞれだが、ここでは6月21日のプロに焦点を当ててみよう。  プログラムを貫くテーマは“自然”。まずドビ…

パレルモ・マッシモ劇場

スター勢揃い!イタリア屈指の劇場が総力をあげての来日公演  今年最も話題のイタリア・オペラ公演といえば、6月に来日するパレルモ・マッシモ劇場だろう。シチリア最大の都市パレルモにそびえるイタリア屈指の劇場が、《椿姫》《トスカ》というイタリア・オペラの大人気作を、今望める最高のキャストで上演する。  マッシモ劇場の創設は1…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

初心者から“通”まで虜にする新・名曲集  2015年4月の常任指揮者就任から2年間、その共演は毎回充実して意義深く、聴く人に感銘を与え続けている――そんな好調なコンビが高関健と東京シティ・フィルである。この春からは共働作業も3年目を迎え、ますますの成果が期待される。  6月のティアラこうとう定期は、チャイコフスキーの「…

リナルド・アレッサンドリーニ(指揮) コンチェルト・イタリアーノ 音楽堂ヴィルトゥオーゾ・シリーズ モンテヴェルディ生誕450年記念特別公演「聖母マリアの夕べの祈り」

メモリアル・イヤーに聴く宗教音楽の金字塔  初期バロック最大の作曲家モンテヴェルディが誕生して450年の今年は、世界各地でアニバーサリー・イベントが目白押しとなっている。国内でも様々な演奏会が企画されているが、最も注目される公演のひとつが、コンチェルト・イタリアーノによる「聖母マリアの夕べの祈り」だ。  鍵盤奏者リナル…

広上淳一(指揮)

進化を遂げた京響の水準の高さをお聴かせしたい  第46回(2014年度)サントリー音楽賞に選ばれた「広上淳一と京都市交響楽団」の受賞記念演奏会が9月18日にサントリーホールで開催される。  1956年に日本で唯一の自治体直営のオーケストラとして創設された京響は、広上が2008年に常任指揮者に就任してから演奏水準を顕著に…

大萩康司 プロデュース ギターと声 vol.3(最終回)

フィナーレは合唱とギターの共演で  大萩康司プロデュースの『ギターと声』シリーズが最終回を迎える。ギターにも声楽にも最適の音響と定評あるHakuju Hallならではの企画。初回は林美智子との日本歌曲、第2回は朗読に波多野睦美を迎えての「プラテーロとわたし」と続き、最後は合唱。  現代作曲家たちに新作を委嘱し続ける注目…

尾高忠明(指揮) 読売日本交響楽団

ハープ版「アランフェス」など人気作を集めて  尾高忠明は90年代に読響の常任指揮者を務めた後も、名誉客演指揮者として継続的に登壇し続け、両者の関係は実に息の長いものとなってきた。東京のオーケストラ・シーンはいまや目まぐるしく変わっているが、地道に作られてきた信頼関係はそれだけに貴重である。  5月の名曲シリーズ3公演の…

ピエタリ・インキネン(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団 ワーグナー:《ラインの黄金》(演奏会形式)

若きシェフが響かせる新世代のワーグナー  日本フィルと首席指揮者ピエタリ・インキネンが好調だ。筆者は1月のブルックナーの交響曲第8番を聴いたが、ほんのりと上気したあでやかな演奏で、勢いのある演奏が持ち味の日本フィルから一味違ったカラーを引き出していた。現ポスト就任は昨年9月だが、すでに2009年から首席客演の任にあり、…

ジャン=クロード・カサドシュ(指揮) 広島交響楽団

トロンボーンの若き名手による協奏曲にも期待  超難関のミュンヘン国際コンクールで2007年、トロンボーン奏者として初の優勝を果たし話題をさらった、フランス・トゥールーズ出身のファブリス・ミリシェー。広島交響楽団の5月の定期演奏会にソリストとして登場し、パリ出身の指揮の名匠ジャン=クロード・カサドシュとの顔合わせで、アン…