松本健司(クラリネット)

多彩な音色と音楽を、華麗なパートナーと共に

 ここ数年でN響の管楽器の顔が変わってきた。その一人がクラリネットの松本健司だ。パリ音楽院で学び、トゥーロン国際ほか数々のコンクールで入賞後、2002年にN響に入団。現在は首席奏者として活躍している。その松本が、5月に逗子文化プラザホールでリサイタルを行う。「楽器を習い始めて間もなく、初めてステージに立ったホール」ゆえに当然力も入るし、ドビュッシーの「第一狂詩曲」やプーランク、ブラームスの各ソナタなど、大作曲家の王道名曲が並んだプログラムにも全力勝負の気配が漂う。そしてピアノが何と横山幸雄。勉学中からの知り合いというこのスター・ピアニストの、管楽器との共演とその表現には、いたく興味をそそられる。さらにブラームスのクラリネット三重奏曲では、N響首席チェリストの藤森亮一が共演。舞台やテレビでおなじみのあの熱奏もまたリサイタルを盛り上げる。松本のナチュラルかつ深い音と音楽に、人脈を生かした豪華共演陣が寄り添う本公演は、クラリネット愛好家以外も要注目!
文:柴田克彦
(ぶらあぼ2014年5月号から)

★5月23日(金)・逗子文化プラザなぎさホール 
問:オフィス虎丸046-861-8367 
http://www.toramaru.net

  • La Valseの最新記事もチェック

    • 勅使川原三郎(ダンサー・振付家・演出家)ロング・インタビュー Part1
      on 2020/02/19 at 02:22

      interview & text :岡見さえ photos:野口 博 世界的な振付家、ダンサーであることはもはや言を俟たず、さらに4月より愛知県芸術劇場芸術監督就任が話題を呼んでいる勅使川原三郎。3月の新作世界初演は、東京芸術劇場と愛知県芸術劇場で上演される『三つ折りの夜』だ。19世紀フランス象徴派の詩人ステファヌ・マラルメの詩にインスピレーションを得て、勅使川原が演出・振付・照明・美術を担当、佐 [&#8230 […]