桑原志織がルービンシュタイン国際ピアノコンクールで第2位

Shiori Kuwahara

 イスラエルのテル・アビブでおこなわれていた第16回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールで、桑原志織が第2位に入賞した。
 同コンクールはもともと昨年おこなわれる予定だったが、世界的なパンデミックの影響を受け延期。第1次&2次予選を世界各地5ヶ所での録画審査に切り替えて実施され、審査を通過した6名がテル・アビブでのファイナル(4/29〜5/3)に臨んだ。審査員には、アリエ・ヴァルディ、イエフィム・ブロンフマン、メナヘム・プレスラーらが名を連ねている。
 ファイナルでは、ピアノ五重奏曲1曲に加え、2曲のコンチェルトが課題曲となっていたが、桑原はシューマンのピアノ五重奏曲、およびベートーヴェンとラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏し、見事上位入賞を果たした。
 上位の結果は以下の通り。

第1位:Juan PEREZ FLORISTAN(スペイン)
第2位:桑原志織(日本)
第3位:Cunmo YIN(中国)

 桑原は1995年東京生まれの25歳。東京藝術大学を経て、2018年からベルリン芸術大学で学んでいる。2014年には日本音楽コンクールで第2位となったほか、16年には、マリア・カナルス国際音楽コンクール、17年にはヴィオッティ国際音楽コンクール、19年にはブゾーニ国際ピアノコンクールでそれぞれ第2位に入賞するなど、活躍が続いている。これまでに、日本フィル、新日本フィル、東京フィルなど主要オケと共演している。伊藤恵、クラウス・ヘルヴィッヒの各氏に師事。

Arthur Rubinstein Piano Master Competition
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桑原志織
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