ホールの響きシリーズ 第5回 ザ・ブラス・ワンダース 新管楽! 12管のブラス・アラカルト

12人の金管奏者が奏でる華やかで彩り豊かな音色を楽しむ

菊本和昭
C)Lasp Inc.
 オーケストラで使われる楽器の中で、その華やかで豊かな響きによって音楽全体の色彩感を決めるような存在が金管楽器だ。種類の豊富さもさることながら、それぞれが個性的な楽器でもある。そのトッププレイヤーたち12人=1ダースが集まって作るグループが「ザ・ブラス・ワンダース」。NHK交響楽団の首席トランペット奏者・菊本和昭をはじめ、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、テューバの奏者が集まり、そのさまざまな組み合わせを楽しめるコンサートを開催する。

 酒井格作曲による「季節の律動」はトロンボーン四重奏、同じ酒井による「スイート・フルーツ」はユーフォニアムとテューバの四重奏、そしてムソルグスキーの名作「展覧会の絵」も金管アンサンブルで披露される。新鮮な管楽器の響きを堪能できるコンサートとなるだろう。後日、このコンサートのアーカイブ配信も行われる予定だ。
文:片桐卓也
(ぶらあぼ2021年2月号より)

2021.2/14(日)14:00 小金井 宮地楽器ホール
問:小金井 宮地楽器ホール チケットデスク042-380-8099 
https://koganei-civic-center.jp
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