「八ヶ岳カラマツチェンバロ・プロジェクト」がウッドデザイン賞受賞

写真提供:久保田チェンバロ工房

 第6回を迎えた「ウッドデザイン賞」の2020年受賞作が発表され、ハートフルデザイン部門の優秀賞(林野庁長官賞)に、「八ヶ岳カラマツチェンバロ・プロジェクト」が選ばれた。同プロジェクトは、久保田チェンバロ工房の久保田彰が、18年の八ヶ岳高原音楽堂の開館30周年に際し、地場の樹齢110年のカラマツ材を使用して2段鍵盤チェンバロを製作し、併せて「自然と人と文化の共生」を伝える演奏会を継続開催している取り組み。「場所・空間・道具が一体となった感性に訴える魅力的なプロジェクト」であるとして評価された。

 同賞は、国産材の積極的な利用を促進し、木の価値を再発見できる製品や取組について、特に優れたものを評価する顕彰制度で、建築から木製品まで、さまざまな分野の応募作品の中から選出される。

久保田チェンバロ工房
https://www.kubota-cembalo.com