「メセナアワード2020」贈呈式

ソニー音楽財団関係者
写真提供:企業メセナ協議会

 企業メセナ協議会が主催する「メセナアワード2020」の贈呈式が11月20日に都内で行われた。本賞は、企業などによる芸術・文化振興を通した社会創造活動を表彰するもの。

 音楽分野では、ソニー音楽財団が優秀賞「クラシックを♪♪咲かせま賞」を受賞。同財団は1984年の設立以来、子ども向けコンサートの企画制作や若手音楽家への支援に取り組んでいる。未就学児と家族が一緒に楽しむことができる「Concert for KIDS」シリーズ、小学1年生〜19才の青少年を対象とした「10代のためのプレミアム・コンサート」など、子どもの成長に合わせたコンサートを実施。2020年には「新型コロナウイルス対策特別支援プロジェクト」を立ち上げ、コロナ禍において活動が困難になった若手演奏家らへの支援を行っている。これら次世代育成や時代に即した幅広い事業が評価されての受賞となった。

 同財団の理事長・水野道訓は、受賞スピーチで「企業の社会貢献はますます重要になっている。コロナ禍の大変な中でも、音楽を届けるために新しいことができると思う」と語った。このほか、群馬県高崎市で地域住民に向けたコンサートなどを開催している菓子製造の株式会社原田が、優秀賞「並んでも食べたい音楽で賞」を受賞した。

企業メセナ協議会
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