懐かしくも細やかな色彩あふれる通崎ワールド全開のプログラム
オリエンタルなラヴェルの曲やモンティの「チャールダーシュ」ほかクラシックの作品、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の中で歌われる可憐な「エーデルワイス」、発見に満ちたルネサンス時代の音楽、「春の海」や「リンゴの唄」など日本の名曲、ピアソラのタンゴ・ナンバー等々…素敵な音楽にジャンルは無用。すべてが通崎睦美ワールドの音楽であり、1曲1曲がこの夏の光景を振り返るテーマ音楽かもしれない。
そのガイド役である通崎のほか、ゲストとして現代の作品なども手掛ける箏奏者の西陽子と、多彩な音色で空気に色を付けるアコーディオン奏者の松原智美が登場。昼下がりのひとときをリラックスして過ごしたい方に、(このシリーズの人気スイーツであるヨックモックのお菓子が味わえるティータイムも含め)楽しんでいただきたいコンサートだ。
文:オヤマダアツシ
(ぶらあぼ2020年8月号より)
2020.8/26(水)13:30 王子ホール
問:王子ホールチケットセンター03-3567-9990
https://www.ojihall.jp