ピティナがオンラインで「課題曲チャレンジ」を開催

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化するなか、全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)は、ピアノ学習者のために演奏動画による評価を行う「課題曲チャレンジ」を開催する。44年目を迎えたピティナ・ピアノコンペティションの実地開催が今年は困難となったため、代替プロジェクトとして実施し、チャレンジの場を提供する。

 参加者は、自身で級を選択し、2020年度ピアノコンペティションA2〜F級の課題曲に予定されていた楽曲のなかから2曲を自宅で演奏。その模様をスマートフォン・タブレットなどの端末で撮影し、動画を提出することにより、コンペティションの審査員から到達度についての講評とアドバイスをもらうことができる。相対評価・順位付けは行わない。参加者には、認定証や賞状、2021年のコンペティション参加クーポンなどが贈呈される。エントリー期間は2020年6月30日まで。なお、デュオ部門連弾の課題曲チャレンジも行われる予定で、6月4日に要項が発表される。

 8月以降に予定されているピティナ・ピアノコンペティション特級、Pre特級、G級の二次予選以降の審査は、5月28日現在、実地での開催が予定されているが、今後の状況により変更の可能性があるという。

2020ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲チャレンジ
https://compe.piano.or.jp/event/2020challenge/