浜松国際ピアノアカデミー2020開催

 2020年3月に、アクトシティ浜松にて開催される「浜松国際ピアノアカデミー2020」の概要が発表された。世界的なピアニストの育成を目的とする同アカデミーは、故・中村紘子を音楽監督に迎え、1996年に始まり毎年開催されていたが、2016年の中村の逝去に伴い、17年にいったん終了していた。これまでに、チョ・ソンジン、牛田智大、小菅優など数多くのピアニストがこのアカデミーから世界へと飛躍を遂げている。今回、第10回浜松国際ピアノコンクールの審査委員長を務めた小川典子が音楽監督に就任し、新たなスタートを切ることとなった。

 開催期間は、3月1日から8日まで。10〜12歳と13〜18歳の2つのクラスが設けられ、予備審査(録音提出)をクリアした受講者は、期間中計6回のレッスンを受けることができる。講師は、小川、石井克典、マレー・マクラクランの3名。すべてのマスタークラスが公開で行われ、講師陣によるレクチャーコンサートなども予定されている。3月7日にはマスタークラス受講者による披露演奏会が行われるほか、一般のアマチュア演奏家を対象とした講座「大人のためのワンポイントレッスン」も実施される。マスタークラス受講の申込締切は11月29日。各種チケットの発売は12月中旬の予定。

浜松国際ピアノアカデミー
https://www.actcity.jp/hacam/PianoAcademy/