鬼才二人のほとばしるパッションが音楽を躍動させる
日本が誇る小松亮太のもとで10歳からバンドネオンを始め、2006年に別府アルゲリッチ音楽祭にて、この道の最高峰であるネストル・マルコーニと出会い、アルゼンチンに渡って師事。08年の国際ピアソラ・コンクールでは史上最年少で準優勝。アルゲリッチやバシュメットら巨匠たちと共演を重ね、12年にはマルコーニとの師弟デュオ公演も大きな話題を呼び、20代にして若きスターとなった三浦一馬。端正な佇まいながら時に官能的な表情も見せ、幅広いレパートリーでこの楽器の新境地を開拓してきた彼が、三鷹市芸術文化センター 風のホールに初登場。エリーザベト王妃国際音楽コンクール第5位入賞の名手・松本和将のピアノを得て、ピアソラの「ブエノスアイレスの冬」にガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」と敬愛する二人の作曲家の作品に挑み、それぞれの楽器でソロ演奏も披露。実力派同士の絶妙なコンビネーションに期待が高まる!
文:東端哲也
(ぶらあぼ2019年12月号より)
2020.2/1(土)15:00 三鷹市芸術文化センター
問:三鷹市スポーツと文化財団0422-47-5122
http://mitaka-sportsandculture.or.jp/