Opus One Live @ Hakuju Hall オーパス・ワン ライヴ・アット・ハクジュホール

次代を担う新しい才能をいち早く体験


 2019年1月、5アーティスト&5タイトル同時リリースという形でクラシック音楽シーンに登場した新レーベル「Opus One」(日本コロムビア)。これから磨かれて輝きを増す5人の新鋭若手演奏家をスタイリッシュなヴィジュアルで紹介しつつ、「作品1」というレーベル名に象徴されるような期待感も相まって注目を集めた。レーベルのスタート時にお披露目的なコンサートを行い、その後は個々でも活動を続けてきた彼らだが、いよいよその真価を発揮するべく「Opus One」のコンサート・シリーズがHakuju Hallでスタートする(全5回予定)。

 その第1弾(9/10)は、すでに幅広い室内楽活動などでその名が音楽ファンに認識されつつあるチェリストの笹沼樹(たつき)。力強く雄大でありながら細やかな表情を紡ぎ出す演奏で、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタやカサドの無伴奏チェロ組曲などが聴ける。共演はピアノの入江一雄。

 第2弾(12/26)は、国際コンクールでの演奏で才能を見出され、音楽大学在学中にデビューしたピアニストの古海行子(やすこ)。CDではシューマンの作品等を抒情美あふれる演奏で聴かせたが、コンサートではバッハ、シューベルト、リスト、ラヴェルの作品でまた違った魅力を聴かせる。

 このシリーズ、全席指定3,000円というリーズナブル価格であるため、新しい才能をいち早くキャッチしたいというリスナーは注目を。
文:オヤマダアツシ
(ぶらあぼ2019年8月号より)

Vol.1 笹沼 樹(チェロ) 2019.9/10(火)19:00
Vol.2 古海行子(ピアノ) 2019.12/26(木)19:00
Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700 
https://columbia.jp/opusone/

  • La Valseの最新記事もチェック

    • プッチーニ《蝶々夫人》 | 岸純信のオペラ名作早わかり 〜新時代のオペラ作品ガイド 第3回 
      on 2019/08/18 at 22:30

      text:岸 純信(オペラ研究家) 【あらすじ】 明治期の長崎を舞台に、大和撫子の蝶々さんが米国海軍士官のピンカートンと結ばれるが、帰国した夫はアメリカ人と結婚。彼を待ち続けた蝶々さんは、軍艦が戻ってきたその日、子どもも手放すよう言われて「抗議の死」を選ぶという悲劇の物語。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 《蝶々夫人 Madama Butterfly》は、日本人に「日本の美学を改 [&#8230 […]