【CD】プロミス―PROMISE―/小田桐寛之

 都響の首席トロンボーン奏者、小田桐寛之の7枚目のソロCD。日本屈指の個人技もむろん満喫できるが、一部編曲も担当する妻のピアノ、米国でジャズを中心に活躍する息子のパーカッション、元・同僚のトロンボーンがコラボした、ファミリー・セッションの妙に魅せられる。クラシックからピアソラ、宮沢賢治の曲まで、構成は全くのボーダーレス。パーカッションの感触も新鮮だし、ブルース・スタークの「組曲」のジャズ・テイストと2本のトロンボーンの心地よい融合をはじめ、全体に聴き応え十分だ。通常の金管アルバムとはひと味異なる、ハイセンスで愉しい1枚。
文:柴田克彦
(ぶらあぼ2019年6月号より)

【Information】
CD『プロミス―PROMISE―/小田桐寛之』

スターク:プロミス、2本のトロンボーンとピアノのための「組曲」/中村八大:上を向いて歩こう/ブロッホ:トロンボーンと管弦楽のための交響曲/ピアソラ:ナイトクラブ1960/ブラームス:インテルメッツォ/宮沢賢治:星めぐりの歌

小田桐寛之(トロンボーン)
小田桐恵子(ピアノ)
小田桐和寛(パーカッション)
青木昂(トロンボーン)

オクタヴィア・レコード
OVCC-00152 ¥3000+税

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