【CD】王のパヴァーヌ/平尾雅子

 古楽の演奏には、技術や資料研究だけでなく、想像力も不可欠。その点で、日本人にとっては、鎖国前の時代にキリスト教と共に伝来し、鳴り響いたであろう、後期ルネサンス音楽は特に魅力的。では、織田信長の御前演奏があったとしたら、どんな音の宴が繰り広げられたのか。ヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者、平尾雅子の構成のもと、国際的に活躍する8人の日本人奏者が結集。選曲から楽器編成、解釈に至るまで、想像の翼を広げ、時にロックのグルーヴ感、時に邦楽に通じる侘び寂びの雰囲気を交えつつ、時空を超えた旅へと誘う。2004年録音盤の高音質リマスター。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2019年5月号より)

【Information】
CD『王のパヴァーヌ/平尾雅子』

作者不詳:王のパヴァーヌ/ナルバエス:皇帝の歌(千々の悲しみ)/カベソン:「騎士の歌」によるディフェレンシャス 他

平尾雅子 櫻井茂(以上ヴィオラ・ダ・ガンバ) 上杉清仁(カウンターテナー) 古橋潤一(リコーダー 他) 永田平八(リュート、ビウエラ) 能登伊津子(ダブルハープ、オルガン) 上尾直毅(スピネット、ミュゼット、ギター) 神田佳子(パーカッション)

マイスター・ミュージック
MH-4054 ¥3000+税

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