【CD】ポーランドの歌 ショパン・チェロ作品集 /桑田歩

 NHK交響楽団の首席代行奏者を務めつつ、同楽団のチェリスト4人からなるラ・クァルティーナのメンバーとしても活躍中の桑田歩が、若き閨秀・尾崎未空の好サポートを得て録音したショパン集。リストによるピアノ独奏版でも名高い「悲しい河」など歌曲5曲を自ら編曲して導入部とし、ショパンが残した5つの室内楽曲のうち、チェロとピアノのために書かれた3曲をコンプリート。ショパンが知遇を得た当時のチェロの名手フランショームと初演した「ト短調ソナタ」や「協奏的大二重奏曲」も見事だが「序奏と華麗なるポロネーズ」が醸す高揚感が圧巻。
文:東端哲也
(ぶらあぼ2019年4月号より)

【Information】
CD『ポーランドの歌 ショパン・チェロ作品集 /桑田歩』

ショパン:ポーランドの歌(桑田歩編)、チェロ・ソナタ、序奏と華麗なるポロネーズ、ショパン&フランショーム:マイヤベーアの歌劇《悪魔のロベール》の主題による協奏的大二重奏曲

桑田歩(チェロ)
尾崎未空(ピアノ)

マイスター・ミュージック
MM-4051 ¥3000+税

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