作曲家と作品の背景に親しむセミナー&コンサート
浜離宮朝日ホールを会場に、平日の午前に開かれる「朝活コンサート」。このシリーズは朝10時半にスタートし、前半45分間は「プレセミナー」として作品や当日の音楽文化などについて学び、後半60分でコンサートを楽しむというもの。第3回の奏者はピアノの梅村知世とヴァイオリンの鈴木舞。「春、愛、恋」をテーマに、チャーミングな小品を聴かせる。ピアノ・ソロはグリーグの「ペールギュント」組曲の「朝」、抒情小曲集から「蝶々」「小鳥」、シューマン=リスト「献呈」など、ヴァイオリンとピアノのデュオはモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第25番K.301や、クライスラーの「美しきロスマリン」など、“朝”に心地よく聴ける美しいプログラムだ。
プレセミナーに登壇するのは小沼純一(早稲田大学教授/音楽・文芸批評家)。クラシックの作曲家たちが、いかに自然美に触発され、その感性をどう作品に投影させたのか、プログラムの作曲家や作品にまつわるトークを展開する。
文:飯田有抄
(ぶらあぼ2019年1月号より)
2019.2/8(金)10:30 浜離宮朝日ホール
問:ピティナ03-3944-1583
http://www.piano.or.jp/