東響が2019/20年シーズンラインナップを発表

ジョナサン・ノット Photo:T.Shiroma/Tokyo MDE

東京交響楽団は、11月6日の記者会見で2019/20年シーズンラインナップを発表した。
福田紀彦・川崎市長のメッセージ、楽団長の大野順二の挨拶に続き、音楽監督ジョナサン・ノットが新シーズンの主な内容について語った。「人生と死をテーマに、技術の高い東響コーラスとの共演でリゲティ『レクイエム』、40声部のタリス『スペム・イン・アリウム』の演奏が楽しみ。R.シュトラウスの『死と変容』では東響と培った関係を示したい」(2019.7/20,7/21)。また「(東響の本拠地)ミューザ川崎シンフォニーホールの開館15周年にシェーンベルク『グレの歌』を披露するので多くの人に聴いてほしい」(10/5,10/6)。さらにベートーヴェン「第九」が実現するのも話題だ(12/28,12/29)。
なお、東響は11月6日より、音楽・動画配信サービス『TSO MUSIC & VIDEO SUBSCRIPTION』の開始も発表した。スマートフォン、タブレット、パソコンで東響の演奏を楽しめるサービスで、1ヵ月500円(税別)で見放題&聴き放題。パソコンではストリーミング配信で音楽と動画の視聴が可能。スマートフォン・タブレットでは動画はストリーミング配信、音源は専用アプリをダウンロードして視聴する。視聴方法については公式サイト(http://tso.futureartist.net/)にアクセスを。サービス開始時のコンテンツは、細川俊夫「嘆き」&マーラー交響曲第2番「復活」(17.7/15のライヴ)の動画とマーラー交響曲第3番(15.9/12のライヴ)のアーカイヴ音源のほか、オクタヴィア・レコードのCD5種(いずれもノット指揮)が用意されている。

東京交響楽団
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