ナビル・シェハタ コントラバス・リサイタル

低音の魅力と超絶的神技に酔う

C)STEPHAN ZWICKIRSCH

 コントラバスの妙技をこれ以上堪能できる公演は他にない! 現代最高峰のコントラバス奏者の一人、ナビル・シェハタが待望のリサイタルを行う。
 1980年生まれの彼は、2003年難関のミュンヘン国際コンクールで優勝し、同年バレンボイムに招かれてベルリン国立歌劇場管の首席奏者に就任。04年から08年までベルリン・フィルの首席奏者を務めた後は、ソロ、室内楽、ミュンヘン音大教授、さらには指揮など多彩な活動を展開している。彼の凄さは、あの不器用(?)な楽器とは思えないほどなめらかなフレージングと豊かな表現力にある。同楽器独特の肉太の低音で魅せるのは言わずもがな。その自然な節回しや圧倒的な超絶技巧は驚嘆必至だ。
 今回は、同楽器の定番作曲家ボッテジーニ、クーセヴィツキー、グリエールのオリジナル曲に、バッハの無伴奏組曲第1番、ブルッフの「コル・ニドライ」の両チェロ曲、さらにはベートーヴェンのホルン・ソナタまで、多面的な本格派演目を披露。滅多に体験できない音色と音楽、そして稀有の神技に酔いしれたい。共演は実兄のカリム・シェハタ(ピアノ)。
文:柴田克彦
(ぶらあぼ2018年11月号より)

2018.11/20(火)19:00 京都府立府民ホール アルティ
問:エラート音楽事務所075-751-0617
2018.11/22(木)19:00 Hakuju Hall
問:メロス・アーツ・マネジメント03-3358-9005
http://www.melosarts.jp/