菅野 潤(ピアノ) ドビュッシーへのオマージュ〜特別ゲストを迎えて 第2回 詩とドビュッシー

移りゆく色彩、匂い立つフランスの詩情を旋律にのせて

C)吉田タイスケ

 パリを拠点に国際的なステージ活動を展開するピアノの名匠・菅野潤が、作曲家没後100年に贈るシリーズ「ドビュッシーへのオマージュ」。第2回は「詩とドビュッシー」をテーマに。フランス歌曲のスペシャリスト、ソプラノのマリア=ドローレス・アルデアをゲストに迎えて、ヴェルレーヌやボードレールの詩による歌曲や、ピアノ・ソロ作品を紡ぐ。
 桐朋学園大学卒業後、メシアン夫妻の招きで渡仏してパリで学び、その演奏が「正統的」と高く評価される菅野。一方で、 ベルギーのドキュメンタリー映画『スネーク・ダンス』(2012年)の音楽を担当するなど、しなやかな活動が光る。一方、アルデアはスペイン出身、伝説の名バリトン、ジェラール・スゼーの薫陶を受けた。
 今回は、アルデアとの共演で、「艶やかなる宴 第1集」などヴェルレーヌの詩に基づく歌曲や「ボードレールの詩による5つの歌曲」を披露。さらに、「ベルガマスク組曲」から〈前奏曲〉〈月の光〉、「前奏曲集」から〈音と香りは夕暮れの大気の中を漂う〉など5曲を、菅野がソロで色彩豊かに弾く。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年11月号より)

2018.12/4(火)19:00 東京文化会館(小)
問:コンサートイマジン03-3235-3777
http://www.concert.co.jp/