日本音コン覇者による輝かしく歌声あふれるサウンド
今回、チェンバロとピアノを弾き分け、この公演のための作品も書き下ろすキーマン松下倫士(ともひと)。彼は東京藝大の作曲科在籍中からオルガンを同楽器専科と同等のレベルで演奏していたほどの名手で、当然バロックの音楽にも精通。新作も親しみやすい作品に仕上がるはずだ。通奏低音を支えるチェロの金子鈴太郎も中堅世代を代表する室内楽の名手であるため、布陣は万全。歌心にあふれたトランペットを堪能できるだろう。
文:小室敬幸
(ぶらあぼ2018年9月号より)
2018.9/18(火)19:00
東京オペラシティ リサイタルホール
問:東京オペラシティチケットセンター
03-5353-9999
http://www.operacity.jp/